有限会社スピリットネイチャー 代表取締役 元吉 伸幸さん
フラワーサーチの建物を建てるとき、次のようなことを考えました。お客様が要介護状態である高齢者様なので、ひとつは、地に足のついた生活をしていただける建物であること。そして、建てる地域も、このような田舎でありますので、そこの風土や風景に合った形であること。自分の思い描く建物やフラワーサーチのあり方を、抽象的にですが、私はこういう形の生きがいを望めるような高齢者様のホームにしたいんだと設計会社さんにお伝えしたんです。そのうえでアドバイスをいただいたところ、コストパフォーマンスもございますし、木造で、せっかくなら平屋で作ってということになりました。平屋が一番適した形だったんですね。
今年の4月に開所したラヴィアンという有料老人ホームも、これはもう平屋でやるべきだと決めていました。フラワーサーチを開設して5年間の私どもの経験の中で、あらためてお客様目線から何が今必要であるかと考えたとき、医療依存度の高い要介護高齢者の方々が、生きがいを持って住むことができるホームを作りたかったんです。お散歩に行かれたりとか、日々自然と触れ合うような環境となりますと、どうしても木造平屋でしか考えようがないなと。できた建物には、やはり木造ならではの良さがありますね。ツーバイフォーで作れたので、非常に温かみがある。あとは思った以上に気密性が高いですね。
お客様の状況が、有事のときでも判断しやすかった。お客様が、お部屋でもし転倒されても、物音ひとつでどういう状況かスタッフ自身が判断できるというところは、ツーバイフォー工法のメリットだと考えてます。それと、広々とした空間。広い空間というのは、あくまでもお客様目線で考えますと、ゆとりある生活につながるんです。こういう広い空間で仕事をさせていただくことは、スタッフにとっても心にゆとりがもてると思います。