カナダの2x4構造用製材に与えられた基準強度

ディメンションランバーの通則的受入れと基準強度指定

海外製材品の格付マークの例

平成8年3月に複数の省庁によって策定された「住宅建設コスト低減のための緊急重点計画」および「規制緩和推進計画の改定」の一環として、米国およびカナダの規格に適合する製材品(ディメンションランバー)が枠組壁工法で使うことができる構造用製材として相次いで通則的に受け入れられました。まず、平成8年4月と7月に米国のWWPAとカナダのNLGAの格付規格に適合する製材品が それぞれ旧告示56号第2と第3の規定に基づき建設大臣によって認定され、認定書に記載された格付マークが確認されれば、日本の枠組壁工法に使用できるようになりました。つぎに平成9年1月には格付規則および格付機関の範囲が広げられ、米国とカナダのほぼ全土にわたる格付機関が等級表示するディメンションランバーが使用可能となりました。当時の認定方法としては、旧告示56号第1および第4の規定に基づき、構造耐力上支障のないものとして米加のディメンションランバーを通則的に大臣認定すると同時に建設省住宅局建築指導課長からの通達によってそれらの許容応力度をJASの枠組壁工法構造用製材と同じ値に設定するというものでした。さらに、旧告示56号が平成9年に改正されるとともにJASの枠組壁工 法構造用製材の許容応力度が北米の実大試験(イングレードテスト)の結果を受けて改正されたのに続き、平成10年7月には米加のディメンションランバーにJAS製材品とは異なる許容応力度が設定されました。

平成12年6月1日には、米国、カナダおよびオーストラリアの格付規格に適合する木材に対して基準強度が指定されました(それぞれ、平成12年6月1日建設省住指発第689号、第693号および第685号。カナダについては、平成13年5月1日国土交通省住指発72号で1部改正)。さらに、平成21年3月13日国土交通省住指第3841号(別添)でカナダ材に対する指定書の内容が全面改訂され、格付規則がNLGA2000から NLGA2003に更新されたこと、格付マークに人工乾燥および熱処理済みを示すKD-HTの印字が加わったこと、3つの格付機関CLMA、NFPA、ILMAがCOFIに統合されたことなどが盛り込まれました。

旧告示56号が全面改正され、枠組壁工法技術基準が平成13年国土交通省告示1540号の中で定められるようになってからは、その第2第三号に規定されている「国土交通大臣がその樹種、区分及び等級等に応じてそれぞれ許容応力度及び材料強度の数値を指定した」木材としてこれらの海外の資材を使用することができます。

なお、MSR製材については米国、カナダおよびオーストラリアの格付規則に適合する木材に対し、フィンガージョイント製材については米国とカナダの格付規則に適合する木材に対して目視等級の製材品と同様に基準強度が指定されています。