6階建て実大実験棟が完成

完成した6階建て実大実験棟3階と4階の内部耐力壁はミッドプライウォールシステムプロジェクト実施体制

日本初の木造6階建ての建築物が竣工を迎えます。この建物は、国立研究開発法人 建築研究所と一般社団法人日本ツーバイフォー建築協会の共同研究のもと、同研究所敷地内に、ツーバイフォー工法で計画された実大実験棟施設で、国土交通省平成26年度木造建築技術先導事業に採択されました。ツーバイフォー工法による6階建てを実現するには、次のことが必要となります。
●1~2階部分でより高い構造強度や耐火性能を有すること
●高層化にともない、より高い耐風圧、水密性能、耐震性能等を有すること
木造建築技術先導事業に採択された主な理由のひとつは、水平耐力性能に優れた耐力壁としてカナダで開発された「ミッドプライウォールシステム」が用いられている点です。 共同研究プロジェクトは図のような実施体制によって進められています。そのうち、カナダ林産業審議会は試験・研究WGに参加しています。検証内容は、中層木造建築物としての風や地震動に対する振動計測や沈み込み量の測定、床版のクリープ測定・遮音測定など実施する他、建設に際し施工合理化等の検証も行います。
【実験棟概要】
●建設場所: 茨城県つくば市立原1番地 国立研究開発法人 建築研究所敷地内
●構造: 枠組壁工法 地上6階建て
●規模: 建築面積 39.85㎡、延べ床面積 201.75㎡
●工期: 2015年11月2日~2016年3月下旬
●基本設計: 日本ツーバイフォー建築協会 6階建て実験棟建設委員会
●実施設計: 株式会社 日本システム設計
●施工: 西武建設株式会社