フラワーサーチ(グループホーム)/フラワーサーチラヴィアン(有料老人ホーム)

愛知県豊橋市の郊外。地元の人たちの憩いの場所である総合公園の近く、のどかな風景が広がる中に、フラワーサーチは静かに佇んでいます。

木の香り漂うホーム「フラワーサーチ」は2005年1月に建設されました。その後、医療を必要とする方々の人生をお預かりできる場所を創りたい、活き活きと健康で過ごして欲しい、との想いから、新たに「フラワーサーチラヴィアン」を同敷地内に建設(2010年2月)。

広大な敷地を活かした平屋のその建物は、周囲を見おろす威圧感をもたず、ごく自然にそこの空気感の中になじんでいます。ゆとりあるスペースに整然とレイアウトされた間取りをもつ建物内が、整然としながらもそれが冷たさにつながっていないのは、見通しの良さ、中庭を囲む回廊、窓を大きく取り光差し込む居室、どこからも目に入る緑......といった人が安らげる要因に満ちているからでしょうか。採光の取口として天窓を多く採用した設計で明るく、中庭には芝生が美しく小鳥のさえずりも聞こえます。フラワーサーチから聞こえてくる声に耳を傾けてみましょう。

フラワーサーチ/フラワーサーチラヴィアン

用途: グループホーム/有料老人ホーム
所在地: 愛知県豊橋市
構造: 枠組壁工法 木造耐火構造 平屋建 (両施設とも)
敷地面積: 5,633㎡
建築面積: 2,811.91㎡(フラワーサーチ/1,555.21㎡、ラヴィアン/1,256.70㎡)
延床面積: 2,776.70㎡(フラワーサーチ/1,499.73㎡、ラヴィアン/1,231.08㎡、渡廊下など/44.89㎡)
設計: (株)ニコム
施工: (株)東海ビルド(フラワーサーチ)、(株)杉本組(ラヴィアン)
竣工: 2005年 1月
施設定員: グループホーム(定員18名)、ショートステイ(定員20名)、デイサービス(定員30名)ラヴィアン/有料老人ホーム(定員30名)
設計期間: 2004年 5月 ~ 2004年 7月
施工期間: 2004年 9月 ~ 2009年 10月

インタビュー

圧迫感がなく、心身とも快適で清々しく仕事ができます。

山本 幸恵さん(グループホームマネージャー)
スタッフの明るさもこの建物に一因があると思わせるほど。
スタッフの明るさもこの建物に一因があると思わせるほど。

山本さんは、2005年の開所からフラワーサーチの建物が、まだプレハブだった頃から建っていく姿をずっと見てきたと言います。

「木の骨組みの段階から見ていて、こんなに大きいのに木造なんだと、そこでまず感動というか、すごいなと思いました。私はここに来る前には大きい施設にいたんですけど、そこはコンクリートなもので冷たい感じでした。実際、こちらの建物ができて中に入った時に、広いフロアでも、柱はあるんですけど、そんなに苦ではないんですよね。大きい施設だとドーンと真ん中に柱があって、見渡すのも見渡しにくいということがよくありますけど、そういうのがないです。ありがちな言葉ですけど、建物自体にあたたかみがあるなと思いました。天井までの高さもあるので、圧迫感がなく、心身ともども快適で清々しい気持ちで仕事をさせてもらっています。」

お話をうかがっている中で、“あたたかみ”という言葉が山本さんの口から何度も聞かれました。

「以前に勤めていた建物は、蛍光灯で病院みたいな雰囲気があったんですけど、ここは間接照明を多く取り入れているものですから、照明もあたたかみがありますね。住宅みたいな感じ。天窓もあって自然な灯りが入ってくるので、お客様からやさしい感じだねと言われます。」

実務のしやすさという面では、お客様に目を配りやすい点を挙げています。

「お台所やスタッフルームから、両フロアを一望できるものですから、私たちがそこで何かやりながらでも、お客様に目が届きますし、お客様も居室から一歩出ると、みなさんが過ごされるフロアなものですから、寂しくないと思います。他のいろんな施設に伺っても、みなさんの集まるところは、お部屋から長い廊下を歩いてやっと共同スペースというところが多いんですよね。そうなると、お部屋で何かあっても私たちが気付きにくいですし。」

ご家族からは“臭いがない”という話をよく聞くと言います。

「施設独特の臭いがないと。前の施設では、臭いをなくす専用の装置が入っていたにも関わらず、独特な臭いがあったんですけど、こちらは開所して5年も経っていますけど、そういう臭いはないですね。外見もペンションに住んでいるみたいだとおっしゃる方もいて、私たちも掃除が楽しいですね。きれいだからずっときれいにしておきたいとも思います。」