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先駆的な森林管理体制を実現

世界に先駆けて森林の保続生産体制を確立したカナダ西海岸。
その森日本向けに特定した製材規格「JPS 1」。カナダBC州太平洋沿岸木材協会(CFLA:Coast Forest & Lumber Association)は、日本の在来木造工法である木造軸組に使用される構造用製材に関して、イングレード・テストの手法を導入し、目視等級格付製材のエンジニアリング性能を明らかにしました。このデータを基に独自の格付規則を制定し、カナダの公的な製材格付検査機関が、この規格に基づいた製材の格付・認証を行うシステムを新たに構築しました。
木造軸組建築用の製材規格「JPS 1」に基づいて格付された製材を「E 120 カナディアンヘム・ファー」と呼称していますが、これはイングレード・テストの結果から明らかとなった、製材のヤング係数12,000N/mm2(平均値:約 122,000kgf/cm2)を意味する「E 120」が等級表示として製材に表記されていることに由来します。樹種表記には、カナダ産のHem-Firを示す「Hem-Fir(N)」という英文の樹種名が表示されています。



住宅に安心を与える強度特性

「E 120」は、高い曲げ性能をもつカナディアン ヘム・ファー の製品に表示されるマーク。このマークが表示された製材を使うことで、木造住宅の構造強度に対する信頼性をアップさせることができます。

優れた堅牢さ

「E 120 カナディアン ヘム・ファー」は強いだけでなく堅牢な木材です。床鳴りの原因となるたわみを防止するだけでなく、風圧力や地震力などの水平力に抵抗する性能も抜きん出ています。

高い釘保持力

「E 120 カナディアン ヘム・ファー」は釘の保持力にも優れています。安全な構造躯体には部材の接合部の耐力も重要な要件。釘の保持力が高いことは、そのまま住宅に対する信頼性の向上につながります。

国土交通省により認められた基準強度

国土交通省は「E 120 カナディアン ヘム・ファー」に対して独自の基準強度を設定、ーつの独立樹種として位置付けられました。厳しい格付基準と徹底した製造・品質管理体制の整備が評価された結果です。

持続的な森林管理から生まれる安定供給

どんなに高性能でも需要規模に適合しなかったり、価格が高過ぎては使用できません。「E 120 カナディアンヘム・ファー」は豊富かつ持続的な森林管理体制が確立したカナダ西部の森林から生産され、日本の在来木造住宅に欠かせない部材として安定供給に自信をもっています。

厳しい品質管理に支えられた安定した製品

「E 120 カナディアン ヘム・ファー」の製材品は、北米の製材品と同様の格付検査制度の下で運用されています。公的な格付検査機関が品質をチェックしているため、品質の安定が確保されます。

長い歴史と新しい製品開発

日本の住宅建築に古くから使用されているヘムロック(べいつが)。カナダはこのヘムロックの製材品にエンジニアードの手法を導入し、新たな製品を開発。強度のバラツキを少なくした「E 120 カナディアン ヘム・ファー」は、木造住宅の安心感を向上させます。

日本の基準・規制に適合

独自の基準強度が設定されているとはいえ、使用上の制限はありません。「E 120 カナディアン ヘム・ファー」は住宅建築をはじめとして、従来の製品同様に使用できます。



格付品質管理は、厳格な北米材のシステムを活用

「E 120 カナディアン ヘム・ファー」の規格JPS 1は、カナダで製材され日本の木造軸組建築に使用されるカナダBC州産Hem-Fir(N)の小角、平割、平角類の製材格付に関して適用されています。 JPS 1規格の運用は、カナダの針葉樹製材規格であるNLGAルールと同様に、CLSAB(カナダ製材規格委員会)が統括し、カナダBC州の格付検査機関が各製品生産工場の生産格付状況を厳しくチェックするという体制で行われています。 「E 120 カナディアン ヘム・ファー」はカナダの大自然が生みだし、 時代のニーズにそってエンジニアードされた新しい製材です。


CFLA の「JPS 1 」ルールブック。
日本市場向けの製品規格「JPS 1」

そして対日市場に豊富な経験・実績をもち、日本市場のニーズを第一に考え、それに適合した品質管理体制の下で製品の安定供給を図るカナダ西部の林産業界だからこそ実現できた製品です。
JPS 1の規格体系は、断面が長方形と正方形の場合の2つに区分されます。ともに等級は目視等級で「E 120」の等級表示を行うに値するか否かの条件を規定したひとつの等級となっています。JPS 1により格付される製品は、「人工乾燥材(KD)」と「未乾燥材(GRN)」の選択が可能であり、この点も日本市場のニーズへの対応を図った結果といえます。この日本向け製材規格JPS 1に合格した製材は、下記の等級表示が製品1本ごとに押印されます。

日本市場向けの製品規格「JPS 1」