軸組構法
主要構造部に活用されるSPF Structural Uses of SPF
良質の在来木造住宅をつくる
密度が低いわりに曲げなどの強度特性に優れたSPFは、在来木造住宅の主要構造部材として幅広く使用されています。小屋組の屋根架構材であるタルキやトラス部材として、また、床組の基本構成部材である根太など、その施工事例は年々増加しています。
在来木造住宅のタルキの利用
小屋組の最も代表的な方式であるタルキ方式には、在来木造住宅の寸法に調整された形で、母屋、タルキなどとして供給されます。また北米の規格寸法であるディメンションランバーの寸法仕上げの製材がそのまま使用される現場も増えています。
表面仕上げ済みなので、手間いらず
木組みを見せたデザインの場合も、SPFディメンションランバーは工場出荷段階で表面仕上げが施されているので、手間がかかりません。白い木肌のSPFは、デザイン的にも使いやすく、日本人好みの風合いが実現します。
部材の狂いが少なく、進行もスムーズ
タルキまでプレカットする場合でも、含水率が19%以下に保たれたSPFであれば、現場での狂いが生じることもなく、安定した現場進行が可能です。
汎用性の高い、SPF製材
2×4工法で信頼性を実証したKD-SPFディメンションランバーは、そのまま在来木造住宅の根太としても利用されています。製材出荷段階でサンダー処理と面取りを行っているため、施工性の向上が図れ、作業性にも優れています。また、2×4工法用に開発された接合金物は、ディメンションランバーを在来木造住宅に使用する場合の非常に便利な金具となります。